本物そっくりのおもちゃ

バイクのペーパークラフト (C)ヤマハ発動機株式会社
そこで、日本の子供が本格的なものづくりを楽しめるおもちゃを紹介(しょうかい)しましょう。まずは日本の精密なものづくりを体感できる、折り紙のような立体的なペーパークラフトです。紙でバイクを作ることもできます。日本を代表するバイク・メーカーが製作していますから、バイクの細部がこれまでにないほど本格的に再現されています。展開図が描(か)かれたデータをインターネットからダウンロードし、紙に印刷し、作っていきます。着色されていないデータもあるので、好みの色を着けて、自分だけのバイクを作ることもできます。


グミでできたカブトムシ
「グミックス」は昆虫(こんちゅう)や恐竜(きょうりゅう)が好きな子どもに大人気です。ジュースで作ったグミ液を使い、本物そっくりの昆虫や恐竜の形のグミを作れるおもちゃです。このおもちゃのおもしろいところは、入れるジュースによって色を変えられるところです。本物のカブトムシをじっくりと観察すると、その羽の色は同じ茶色でも微妙(びみょう)な色の組み合わせをしています。そこでコーラを水で薄(うす)めると、同じように作ることができます。2種類の茶色を作って、軽く混ぜ合わせれば、その色合いを再現できるのです。


サソリそっくりの消しゴムとキモケシの道具 (C)Happinet・FREX
「絶叫怪奇文房具(ぜっきょうかいきぶんぼうぐ)キモケシ」も、ものづくりを楽しめるおもちゃです。昆虫やサソリ、クモなど本物そっくりの形をした消しゴムが作れます。想像次第で作るものが広がります。足を10本にしたり、赤いカマキリにすることもできます。世界にひとつだけの虫を作ることができるのです。
「グミックス」も「キモケシ」も、ピンセットやビーカーなど、職人さんになった気分が味わえる道具が付属されているのもうれしいですね。どれだけ、本物そっくりにできたかは、人に見せればわかります。机の上にそっと置いておいて、どんな反応をするでしょう。本物そっくりに作れば作るほど、みんな驚きます。
(2010年11月更新)