
Kids Web Japan
カレンダー
だるま市

年の初めに日本中でだるま市が行われます。だるま市で売られるだるまという人形は、6世紀に禅仏教を設立したインドの僧侶である菩提達磨をモデルにしたものです。言い伝えでは、この僧侶は洞窟の中に9年間も瞑想しながら座っていたとされています。

だるまは、ひっくり返っても直立の位置に戻る起き上がりこぼし人形になっています。また、人々の願いを叶える幸運のお守りでもあります。他の人がひっくり返そうとしても、自分の目標に向かって努力し続けるように力づけてくれます。
最も大きく人気のあるだるま市は、東京の北西約100キロメートル(62マイル)にある群馬県高崎市の達磨寺で行われるだるま市です。毎年1月6日と7日に行われます。
この行事は約200年前に始められました。不作のためお腹をすかせていた地元村民を心配した住職がこれらの人形の作り方を村民に教え、新年のお祭り期間中にお寺に店を出せるようにしたのが始まりです。
現在、この2日間の市では、お寺の境内に約110軒のだるまを販売する露店が出ます。毎年、およそ20,000体の人形が販売され、300,000人を超える人がやってきます。

最初、新しい人形には眼が描かれていません。これは、購入者が願い事をしながら一方の眼を描き、願いが叶ったらもう一方の眼を描けるようにするためです。
選挙時期には、片方の眼だけ描かれた大きいだるまが多くの選挙事務所に置かれます。人形はウインクして投票を促そうとしているのではありません。2番目の眼は候補者が当選すると描かれます。