富士山の山開き
7月1日は日本で最も高く、最も有名な山である富士山が公式に登山シーズンを迎える日です。山登りのシーズンの始まりは、日本語で山開きと言います。これは文字どおり「山を開く」という意味です。山のふもとにある神社では、この日に山開きの儀式を行い、登山者の安全を祈ります。
日本の象徴として世界中で知られている富士山は、日本の本州の中心近くに位置し、高さは3,776メートル(12,388フィート)あります。昔は頻繁に噴火していましたが、火山活動は1707年から休止状態になっています。円錐形で、裾野が広く、頂は美しく雪をかぶっています。
山頂へのルートは10段階、つまり10合目までに分かれています。7月1日に5合目(海抜約2,305メートル、または7,562フィート)までのバス運行サービスが始まり、9月10日まで続きます。通常、山頂を目指す人はこの場所から登山を開始します。登山者が6合目に到着すると、もう森はありません。数本の低木しかない景色です。8合目を過ぎると、低木もなくなり、土がむき出し、小石ばかりになります。この地点で、多くの登山者は山小屋で昼寝をし、数時間後にまた登山を開始して、夜が明ける前に山頂に到着できるようにします。富士山の登山者にとって、日の出を見るのは目標の1つです。厚い雲のじゅうたんから朝日が昇る光景は、本当に息を飲むほどすばらしい景色です。
山頂に到着すると、登山者の中には直径800メートル(2,624フィート)の美しい噴火口の周りをハイキングして楽しむ人もいます。このハイキングは約1時間半かかります。最後に山を下りて、暗くなる前にふもとに戻ります。
高い山であるにもかかわらず、富士山はあらゆる年代の人が登ることができます。これは、登山経路が比較的簡単で、有料道路を使用して登山者は5合目まで登ることができ、複数の山小屋(5合目より上に約60棟)で休憩できるからです。しかし、山頂の平均温度は8月でも摂氏6度(華氏42.8度)を下回るため、防寒対策は必ず必要です。
7月10日から8月20日ぐらいまで、山頂に郵便局が支店を開きます。この郵便局で、登山者は普通郵便(山頂の売店で売っている絵はがきなど)を送ったり、富士山の山頂に到達したことを証明する証明書を買ったりすることができます。
毎年夏に、およそ200,000~300,000人が富士山に登ります。